約 7,982 件
https://w.atwiki.jp/aizufudoki/pages/418.html
陸奥国 会津郡 南青木組 一堰(いちのせき)村 大日本地誌大系第31巻 79コマ目 この村旧一関に作る。 相伝う。昔は街道にてここに関をすえ置きし故(ゆえ)の名なりとぞ(一説に鎌倉街道という)。 寛文中今の文字とす。 府城の南に当り行程1里12町余。 家数57軒、東西2町14間・南北5町33間。 四方田圃(たんぼ)なり。 東3町47間堤沢村の界に至る。その村まで9町20間余。 西7町20間大沼郡橋爪組本郷村の界に至る。その村は申(西南西)に当り30町計。 南6町20間花坂村の界に至る。その村まで8町50間余。 北2町22間徳久村の界に至る。その村まで7町50間余。 また 丑(北北東)の方5町3間中野村の界に至る。その村まで13町余。 寅(東北東)の方4町59間御山村の界に至る。その村まで11町20間余。 亥(北北西)の方7町35間飯寺村の界に至る。その村まで17町10間余。 端村 本羽黒(もとはぐろ) 本村より辰巳(南東)の方5町にあり。 家数7軒、東西58間・南北1町7間。 東は面川村の端村本羽黒に続き1村の如く。 三方田圃(たんぼ)なり(舊事雑考に飯田島(いひたしま)はこの地の旧名なるべしとあり。本郷村羽黒神社の条下を併せ見るべし)。 山川 鶴沼川 俗にこの村より下流を大川という。 村西4町にあり。 花坂村の境内より来り、北に流るること15町40間、飯寺村の界に入る。 水利 門田堰 花坂村の方より来り、田地の養水となり徳久村の方に注ぐ。 松堰 花坂村の方より来り、田地に灌ぎ徳久村の方に注ぐ。 神社 羽黒神社 祭神 羽黒神? 相殿 稲荷神 12座 伊勢宮 2座 宗像神 湯泉神 雷神 日月神 山王神 鎮座 不明 端村本羽黒にあり。 鳥居あり。 神職 天川信濃 府下東黒川蚕養宮村に住す。 天明4年(1784年)蚕養国神社神職佐瀬大隅が譲をうけ神職となる。 磐椅神社 祭神 大山祗命 「祗」となっている 鎮座 不明 村中にあり。 鳥居幣殿拝殿あり。 末社 八幡宮 本社の東に並ぶ 別当 常蔵院 本山派の修験なり。 開山を達運という。現住元譽は12世の孫なりという。 寺院 光明寺 村中にあり。 天台宗壽栄山と號す。郭内延壽寺の門徒なり。 縁起に拠るにこの地に旧阿弥陀堂あり、至徳中(1384年~1387年)亮珍という僧弥陀の霊夢を蒙り1寺を造営し、天文中(1532年~1555年)尊慶という僧再興すという。 本尊弥陀客殿に安ず。 地蔵堂 客殿の前にあり。 大坊墓 客殿の南に五輪1基あり。 無為真という僧の墓なりという。 この僧もと本村に住して(今太子屋敷という農民の家あり)太子守宗なり。親鸞越後より帰洛の時この家に宿せり。無為真深く親鸞に帰依して改て浄土真宗となりしといい伝う(府下石塚の条下を併せ見るべし)。 また府下千石町專福寺に伝わるところ少しく異なり。 地蔵堂 村南4町にあり。 草創の年月詳ならず。 六地蔵を安ず。長各5尺余。 俗に萩原地蔵という。昔この邊萩多かりし故(ゆえ)名けしとぞ。 六地蔵の名を記せし額あり。何人の書にかさだかならざれども土人は嵯峨天皇の勅額なりという。筆跡凡ならず。 御山村照谷寺これを司る。 古蹟 館跡 村中にあり。 本丸跡、東西17間・南北16間。 二丸跡、東西21間・南北17間。 土居隍(ほり)の形存す。 何人の住せしか詳ならず。 Google Map一ノ堰 羽黒神社(本羽黒) 磐梯神社 光明寺 萩之原六地蔵尊(一ノ堰六地蔵尊)
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/328.html
ロボの手はとても綺麗だと思う。家にいるばっかりか肌自体も白いのだが、 手だけは特別な気がする。 透き通るように繊細で、光なんか当たらなくても関係ないくらいにキラキラしている。 意識してなくても自然に目がいってしまう。 でも。 ロボの手は冷たい。 どんな体温なのか、どんな暖かさをしているのか触れてみたくて、 手のひらを握ってみたり 細くなめらかな指に自分の指を絡ませてみても ロボの温度はわからない。 血が通っていないということじゃない。冷え性でもない。 ぬくもりがないということでもない。 それでも。上手く言い表せないけど 彼の手は冷たい。 「…ニコ?」 ロボにふんわり話しかけられて私ははっとした。 久々にゆっくり過ごせる週末で、私たちは何週間かぶりに体を重ねていた。 お互い何度目かの絶頂を迎え、一息ついたまどろみの中で、私は無意識に 彼の手に自分の手を合わせ親指で手のひらを往復させてしまっていた。 「ごめん。何でもないの…。」 そう言って怪しまれないようゆっくり手を引いた。 ゆっくり引いたのは久しぶりにして疲れたのもあったけど。 「…ふぅん。あっ、まだしたいってこと?」 ロボは目尻を緩めて顔を寄せてきた。 「違うよバカ。これだからスケベは。」 「なっ…!ひどいよニコぉ~。」 ロボの眉毛と目が極端に下がり八の字になる。薄暗い部屋の中でもはっきりわかるくらいだ。 さっきまでの雰囲気との差が可笑しくなって、私も口元がふにゃっと緩んだ。 ロボの表情はこんなにも豊かで、私を抱きしめてるときも体はあったかいのになぁ。 ロボの体温を感じたくて、私はロボの肩にそっと頭をのせ腕を腰に回した。 Tシャツ越しでも十分ぬくもりが伝わってくる。 ロボも私の肩に腕を回し、頬を寄せた。 「…なんか久しぶりだから眠くなってきちゃった。おやすみ。ロボ。」 「俺も。おやすみ。ニコ。」 やっぱり手だけ…。 何でだろ?と自分の肩に感じる彼を不思議に思いながら、 静かな夜は更けていった。 またいつも通りの生活が始まった。 地蔵堂は非日常的なのだが、依頼を受けて調査して解決、のサイクルはあの時と何ら変わりない。 ロボと付き合いだしたのは大きな変化だけど。 私は高校でロボは会社。 私が進学したり就職しても変わらないのかな もし結婚しても…いやその前に別れたら…なんて漠然と考えながら歩いていたら、あっという間に 地蔵堂に着いた。 ロボは出張なので、先日解決した事件の報酬は私がもらいに行くことになったのだ。 書かれた人間は必ず不幸になるノートのカラクリを暴く、という どこかの漫画のパクリみたいな事件で、犯人は直ぐに見つかった。 「犯人は『自分の能力を世間に知らせたかった』と言ってました。 そんなことに費やす時間があったら他のことに注げば良いのに。」 「あ~ら、そう?まぁ、被害もいたずら程度みたいだったし、これからは 人のためになるものを作るって彼も反省してるんだから無事解決じゃない。 じゃあ報酬は…。」 社長が机の横でごそごそしているのを待っていると、奥にヒビの入った銅像のようなものが目にはいった。 それは丸みを帯びていて何を表しているかはわからないが、 無造作に置かれており、くすんだ乳白色をしている。 「これ何ですか?」 「ああそれは体温計みたいなものよ。触ると色が変わって熱がわかる特殊なもので作られたらしいけれど。 元々古かったんだけど、今朝よっちゃんが落として使い物にならなくなっちゃったのよねえ…。」 あぁだから今よっちゃんいないんだ、と 社長の背筋がゾワゾワするような笑みを見て思った。 そんなのがあるんだ 私は何気なくその像に触った。 あれこれ触ってみても何の変化がない。 乾燥した粘土みたいな質感だな。でも見た目と違って何の温度も感じないや。 暖かくも冷たくもない。 無機質ではないんだけど、突き放すようで、それでいて包むような。 どこかで触れたことあったかな。 これは…。 「普通の体温計はすぐ教えてくれるけど、これは違う。数字としてはっきり表れない。 まるで体温だけじゃない他のものも表している感じがしない? そんな体温計も洒落てて素敵でしょう。」 社長に横から話しかけられて、私はハッとした。 体温だけじゃないもの…。 彼の手 ロボの手もこれと同じなのかな? だとしたら、ロボの手は冷たいものなんかじゃなくて触れたものを表すもの 私を表すってこと? じゃあ私は…冷めた人間? 「…触っても何も感じないってことは冷たい人なんですか?」 「そうかもしれないわね。でも違う意味もあるかもしれないわ。」 「どういうこと?」 「冷たく感じるのは触れるもの自体が暖かいから、ということもあるでしょう? 気になって色々触っているうちにあれこれ考える。 それって自分を見つめ直してることになる、って思わない?」 ぁあなるほど、そういう考えもあるのか。 んーでもなぁ。いやそれって…。 「何か頭の中がぐるぐるしてきた。」 「それで良いんじゃない?きっかけになれば。 それで報酬なんだけど…。」 「あっ、今回はいらないです。代わりにヒント頂いたんで。」 「あ~らそう?じゃあそのヒントが役に立てば良いわね。」 社長は子供みたいに目をキラキラさせて言った。 帰り際にもう一つ聞いてみた。 「さっきの話なんですけど、触られてる方は何も感じないんですか。」 「それは聞いてみないとわからないわ。 本人にね。」 「…ですよね。」 見透かされてるような視線を感じ、私は地蔵堂を後にした。 そっかぁ。私はロボの手を冷たいとばかり思ってたけど、それだけじゃないんだな。 私ってどう見えてるんだろ? ロボはどう思ってるんだろ? まぁいいや。疑問は尽きなが何だか胸のつっかえが取れた気がする。 沈みかけている夕日を眩しく感じながら、私は帰路についた。 出張から戻ったロボに晩ごはんを作った。 休日でもきちんと髭を剃るロボだが、今日はあちこちに無精髭が生えている。 意外と疲れたのかな? 「いや~やっぱり手作りは美味しいよね!ありがとうございMAX!」 「そんなに感謝しなくても…。出張先のだっておいしかったでしょ?」 「ニコが作ることに意味があるの!」 屈託のない笑顔で断言されると照れ臭くてしょうがない。 私はロボのこういうところに弱い…。 「お土産うっかり忘れてきちゃった。ごめん。次はちゃんと買ってくるからね。」 「良いよ、気にしないで。それに仕事で行ったんだし。」 私も地蔵堂からの報酬ロボに言わないで勝手に断っちゃったし…。 なんて黙っといた方が良いかな? 食器を洗い終えテーブルに戻ると、ロボがいたわるように私を抱きしめてきた。 「ニコぉ。ホントに寂しかったんだからね?」 ロボの手が私の頭を撫でる。 「ったく子供なんだから!もし転勤とかなったらどーすんの?」 悪態をつきながらも、私はロボの腰に手を回す。 「そうなったら一緒についてきてよ。俺ニコとなら幸せになれる自信あるから。」 顔がばぁっと赤くなる。 思わずロンパースをつかむ手に力が入った。 「何それ。プロポーズのつもり?」 「ふふん。さぁね~♪」 ロボは体を離しそっと唇を重ねてきた。 私も労いの念を込めてそれに合わせる。 最初はついばむような軽いキスだったが、 次第に唇を吸うような深いものになったのに驚き、私は体を離した。 「ちょっ、疲れてんじゃなかったの?」 「ニコが来てくれたらそんなの吹っ飛んじゃった。 …だめ?」 さすがだな、と苦笑いしつつ、私も体中が火照っていくのを感じた。 「…いいよ。でも私シャワー浴びてない。」 「いいの。ニコの匂いも味わいたいから。」 「…変態。」 変態で結構ですぅ~、なんて歌うように言いながらロボは机の棚に向かった。 多分コンドームを取りに行ったのだろう。 私が電気を消して戻ろうとしたとき、丁度ロボと向かい合う形になった。 暗いせいかいつもより威圧感を感じる。 ロボは私をゆっくり抱き締めると、額や瞼に唇を落としていった。 無精髭がチクチクする。 立ったままされているから、私はロボの腰をつかむしかなかった。 そのうちロボが私の口に降りてきた。 唇を押し付けるとパカッと開かされ、舌が入ってくる。 簡単に私の舌を掬い、唾液を絡ませながら 同時に唇も吸う。 ねちゃねちゃいやらしい音を立て、ロボは私の口内を舐め上げる。 息苦しくて顔を離そうにも、頭をしっかり押さえつけられているので つい声が漏れてしまう。 「……っはぁ…。…ロボぉ…。」 ロボはそんな私を知ってか知らずか、ニヤッと笑い耳たぶに舌を這わせてきた。 ずっと立ったままなので足がもたなくなってくる。 同時に、自分の下腹部に押さえきれないロボの熱さを感じていたので どうしていいかわからなくなった。 「ロボ…。ベッドでしよ…?」 「わかった。ごめんね。 じゃあ脱ごっか?」 耳元で優しく囁かれるとつい許してしまう。 ロボはロンパースを脱ぎ捨て 私のワンピも手際よく脱がせた。 ベッドに横たえると、再び熱い口づけを交わす。 そういえばロボの手は…? 冷たい…? ロボは今ブラをはずして私の胸を玩んでいるけど… …冷たく感じない。 むしろ… すごくあつい。 これは私の? それともロボの? あついのは今だけなの?… どっちでもいいや。 今はロボとの行為だけに集中しよう。 ロボは私の乳房を口に含み、蕾を甘噛みしていた。 体がビクッと震え、思わず硬直してしまう。 「あっ、痛かった?」 「ん、ちょっとね…。でも大丈夫だよ。」 不安げな彼の顔がなんだか可愛くなり、 私はロボの頭を撫でた。 今日は彼の重みまでもいとおしい。 安心したのかロボは私の胸に顔を埋め、先端を舌でつついてきた。 「…んっ。……っぁ…。」 私の内部から熱い液が漏れてくるのを感じる。 ロボはお腹をするりとなでると、下着越しに指を上下に擦ってきた。 「んあっ…。パンツ汚れるから脱がしてよ…。」 「わかった。…何かニコ慣れてきた?」 「……バカ。」 ごめんなさいっ、と呟きながらロボは私の下着を両脚から引き抜いた。 新手のSMかよっ、と突っ込みながらも、私はロボの指に酔いしれる。 そのきれいな人差し指で何を感じるの? 首にキスしながら 器用に出し入れできる中指は 私のもう一つの蕾をやわらかくさわる親指は それを支えてる薬指と小指は 私をどう捉えているの? 「…はぁ。ニコ…。」 ちょっと…。って呟くと、ロボは私の両脚の付け根を肩に乗せ、 顔を押し埋めてぴちゃぴちゃ卑猥な音を立て始めた。 ちょっ…。くっつきすぎっ…。 鼻とかぁっ…、ロボ息できないよ…っ。 あたし脚閉じれないじゃん…っ。 それに髭が刺さってチクチクするんだよ…? …マジAVの見すぎだよ…。 私の混乱を他所に、ロボは一心に私の秘部を攻め続ける。 暗くても今の状態はさすがに恥ずかしい。 「ぁ、ぁん…ロボっ、お願いもうやめて…。」 起き上がりながら私は両手でロボの肩を強く押した。 ロボはぬらーっと離れ、 身を起こした私と対面する形になった。 気まずくなってロボの鎖骨辺りに視線を落とす。 「もういいよ。今度はロボが気持ち良くなって…。」 「そんなぁ~、気使わなくていいよ。ニコっ」 そう言ってロボは愛液まみれのままでディープキスをしてきた。 …ぅえっ。微妙な味…。 「少し待ってて…。そのままでね。」 ロボは背を向けて挿入の準備をし始めた。 私はボーッとその作業を見つめていた。 いつも思うのだが、この時間は思考が鈍く回る気がする。 これもセックスのうちなのかな? 「…ニコ。いくよ。俺の肩に掴まってて…。」 「えっ、このまま…?」 「うん。大丈夫。ちょっと膝立てて…。」 私は言われた通りロボの肩に掴まり腰を浮かせた。 ロボは先端に手を添えて花弁に軽くすり付けると、 半分近く自身を上に押し上げてきた。 「ああっ!んっ、…ん、ぅっ…。」 下から貫かれる感覚にまだ慣れなくて、私はロボに必死で掴まる。 ロボは私の骨盤を支え、内部を軽くえぐるよう腰を上下させながら、 私の中に全て埋め込んだ。 「…はぁ、…はぁっ、ニコ…っ。」 下半身がロボの腰の動きに倣ってしまう。 自分のものとは違う不規則な動きに口唇がだらしなく開き、涎が出そうになる。 行為の最中は気になって仕方ないから使わないようにしている聴力の分、 こうしたところに影響してくる。 互いの汗はどちらのものだかわからないくらいに混ざり合っていた。 自分の中で主張し続けるロボについていこうと、 私はロボの頭を抱え込んだ。 ロボは目の前で揺れる私の乳首を強く吸ってきたので、 全身が痙攣するような感覚が走り、思わずのけ反ってしまった。 そろそろ意識が薄くなってきた…。 「はぁっ。っあ、あっ…、ぁん…ロボぉ。もぅだめだよ…。」 「うっ…、俺もだ…っ。あっ、ニコっ…。」 互いにきつく抱き合いながら、私たちは想いを満たした。 パンツをはくのにも疲れた私は、ロボからスウェットを借りると すぐにベッドに横になった。 処理を終えたロボも、何だかぐったりして見える。 「疲れたね~ニコ。」 「…うん。でも気持ち良い疲労感、って感じかな?」 「あっ、それ俺も。」 珍しいね、なんてケラケラ笑いながら 私たちは自然と身を寄せ合っていた。 ふと私はロボの手をさわってみた。 今は穏やかに呼吸している。 私の手なんかすっぽり包む大きな手。 今まで色んなこと経験してきたもんね。 私の知らないことたくさん。 私も貴方みたいになれるかな? 「ニーコっ。どうしたの?」 ロボが子供に話しかけるみたいにして聞いてきた。 「ううん。なんでもない。 ただ、ロボの手が好きだなーって。」 「手ぇ~?手だけ~?」 俺は~?とロボは子供みたいに甘えてくる。 さっきまでの大人ロボはどこに行ったんだよ、 と思いながら私は 「手も含めて、ロボが好きだよ。」 と言ってやった。 ロボは一瞬目をぱちくりさせながらも、ニカッと笑って言った。 「俺は、ニコの全部が好きだよ。」 わかってはいても、私はロボのこういうところに弱い…。 また私、顔赤くなってるし。 「もぉ~、ニコまた何か考えてるでしょ? まっ、そんな所も可愛いんだけどね♪」 私もロボの全部が好き、って言おうとしたけどやっぱやめた。 なんかからかわれてるし…。 これはその時が来るまでとっておこう。 「ねぇ、ロボ。今日手繋いで寝て良い? やっぱり寝にくい?」 「そんなことないよ。ほら、おいで。」 ロボは空いている方の手で私を引き寄せた。 少々奇妙な形だが、これはこれであったかい。 「ロボ。おやすみ。」 貝殻繋ぎの手にそっと力を込めて言う。 「うん。おやすみ。ニコ。」 ロボはそう言って鼻にちゅっとした。 「あ。」 「えっ、何?」 「…髭剃って。」 * * * *END*
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/362.html
「って あの二人 大丈夫かな~」 「あらぁ ニコ 心配?」 「えぇ まあ」 「だって しょうがないんじゃない あの二人のせいで危うく仕事 ダメにする所だったんだから今度は 単純で面倒くさい事ぐらいしかやらせられないわ」 「・・・・そ う ですね」 遊び飽きた地蔵堂の二人が帰って来た、それを知ったニコは自ら志願してスパイになったらしい (もちろんロボを連れて) 「ぜんぜん 動かないね」 「だな」 「何でっ 出発早々 渋滞に巻き込まれるんだよ~ しかも車で北海道まで あ~ も~めんどくさい~」 「しょーがねーだろっ オレらがミスして社長に恥かかせちまったんだからよぉ 第一お前がロボットに見とれてないで ちゃんとヤツを見張ってないから こーゆ~事に」 「あぁ だったら よっちゃんだって女の人 ナンパ し て た でしょ」 「バカ あれは違う あれは 情報屋? そうオレの情報屋とネタのやり取りしてたんだよ」 「あっそっ なら何で その女の人の後ろ付いて歩いて おねがい おねがい ~しないからって言ってたんだよっ」 「(こいつ とんでもないとこ 見てるな)お前 やっぱりホシ ぜんぜん見張ってねーじゃねーかよ」 「それは お互い様でしょ」 「バカやろ そうゆう時は お互い様って言わんねーんだよ ボコ」 「いった~ 何で殴るんだよ ぽか」 「おっ やるか~」 (ボコ ぽか ボコボコ ぽか ボコボコ) 「あぁ~ ちょっ ちょっと 待って」 「何だ もう降参かぁ?」 「違う 違うよ 何かこの車 周りの人達からジロジロ見られてるよぉ」 「だろうな なんせ 後ろにぃ こんなパンダみたいな犬が乗ってんだからな」 「あっ ダメだ よっちゃん 後ろ向いちゃぁ 知らないフリ そう 知らんプリ いや違う 最初から乗ってました、 車買った時から乗ってました みたいな顔して他人を装うんだっ」 「どんな 顔だよ はぁ~ いつになったら北海道着くんだ?」 ・・・・・ 「ハイ これ あげる この前の報酬」 「えっ でも 私 たいした事してないですよ」 「いいのよ それにまたスパイやってくれる お祝いとゆうか挨拶みたいなものね」 「あぁ それなら お言葉に甘えて・・・・ あ 飛行機のチケット・・・ !!!!ほ っ か い ど~ 北海道って 社長ー」 「フフフッ そう北海道のムツジロー王国。 その内あの二人が来るはずだから しっかり見届けてきて。」 「(あぁ はじめから決まってたんだ)わかりました、 でも見届けるだけなら わざわざ行かなくてもケータイで十分確認取れるんじゃないですか?」 「だけなの? そうなの ニコ?」 「えっ?(あぁ 社長 この前の事すっごく怒ってるんだ 私たち 北海道で何やらされるんだろう) ・・・・い っ て きます」 「ニコー 帰りは 三人で仲良く車で 急いで帰ってらっしゃい」 「は い」 おわり
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/258.html
2スレ 2-180様 深い想い の続き 「あら?また夕食の準備だけして帰って来ちゃったの?」 一海ちゃんは私を見て言った。 「うん、そうだよ。」 「たまにはあんたも一緒に食べてくればいいのに。」 「う~ん、そうなんだけど、ロボ最近忙しくて何時に帰ってくるか分からないんだよね。」 「そんなの、帰ってくるまで待てばいいんじゃないの。」 「うん、そうだけど…。なんか遅くなるのも…。 「なに言ってんのよ。 お父さんとお母さんがそんなこと気にするわけないでしょ。 それに今までだって、夜ふっと消えて帰ってこなかったこと沢山あったじゃん。」 「う~ん、だからなにもない時は家に居ようかなぁと思って…。 それに休みの日に会えるからいいんだよ。」 「ふ~ん、そんなもんかしら。」 ロボは決してエリートなんかじゃないけど、ロボなりに一生懸命仕事をしてる。 最近は少しずつだけどそれなりに責任のある仕事も任されているよう。 そのため平日は遅くまで残業することが多い。 ロボは 「休みの日にニコに会うため、平日は一生懸命仕事をする!」と言っている。 そんなロボのために私は自分が早く帰れた日は、 ロボの部屋に行って食事の支度や部屋を片付けたりしている。 会えない寂しさはあるけど、こういう関係も良いかもと思う今日この頃。 その日も私はロボの部屋でカレーを作っていた。 勿論カレー以外にも色々と作れるけど、カレーだと2、3日保つので良く作る。 それにロボは私が作るカレーが大好きみたいだし。 「よし!これでよし!」 テーブルに用意したお皿の上に手ぬぐいを被せ私は言った。 「あれ?そういえば卵あったかな?」 冷蔵庫を開けると卵はなかった。 「そっか、朝ロボが食べちゃったんだね。 しょうがなぁいな、買ってくるか。」 ニコがロボの部屋を出から少しして、大きな人影がロボの部屋に入っていった。 「はぁ~今日も疲れたなぁ。」 ロボは部屋に向かってトボトボと歩いていた。 「あれ?電気が点いてるぞ。ニコ、まだ居るんだぁ。」 ロボは顔を輝かせながら階段を急いで上がって扉を開いた。 「ただいマックス!。まだ居…。」 ロボは言葉を飲み込んだ。 部屋の中に居たのはニコじゃなかった。 「お帰り。」 「どうしたの?急に!びっくりしたじゃないか!なにやってんの?母ちゃん!」 「何をって。見れば分かるだろ。カレー食べてんだよ。」 「さあ、お前もお食べ。美味しいよ。」 『なぁんだ、ニコじゃないのか…。』 ロボは意気消沈して靴を脱いで部屋に上がった。 その時だった玄関が開いたのは。 「ロボ!帰ってたんだ!」 ニコだった。 ロボは口をパクパクして慌てた。 こんな時のロボはパニックっていて頼りにならないことをニコは知っていた。 ロボの後ろから里子が現れニコも急な出来事に驚いた。 「須藤威一郎の母です。はじめまして。」 「あ、は、はい、林二湖です。 あのお母さん、はじめてじゃ…。」 ニコは「4年ほど前に一度お会いしてます。」と言おうとしたが里子の言葉がそれを遮った。 「ニコさんね。威一郎がお世話になっております。」 里子はニコにお辞儀をして、次にロボを睨んだ。 「で、威一郎。ニコさんとは?」 ロボは口をパクパクするだけだった。 「まさかあんた…。 こんな若い娘に何かしたんじゃないだろうね!?」 「ち、違うよ!母ちゃん!そ、そんなんじゃないよ。」 「じゃあ、なんなんだ!?」 「と、友達だよ。そ、そう友達!」 ニコはロボの言葉にムッとした。 「そう、お友達なのね。」 里子はニコを見て微笑んだ。 「ニコさん。ごめんなさいね。お気を悪くしないでね。 でも…。 あなたみたいな若い娘さんが、夜大人の男の人の部屋にいるのはどうかと思うわよ。」 「あ、いえ、いえ。そんなんじゃないです。 ロボ…。威一郎さんに卵を頼まれていたので届けに来ただけですから。」 「あら、そうなの。」 ニコは卵を里子に渡してロボの部屋を出て行った。 ロボは相変わらずオドオドしているだけだった。 「この馬鹿者が!」 里子はロボの頭を平手で叩いた。 「痛いよぉ、母ちゃん。」 「あんた!それぐらいじゃ済まないよ。 私が何を怒っているか、よく考えな!」 「なによ!ロボの奴!あったま来た!」 私は悔しかった。情けなかった。 「何が『友達』よ! 違うでしょ!『恋人』って紹介すべきなんじゃないの! ちょっとお母さんに睨まれたぐらいで怖じ気づいちゃって。 意気地なし!」 私とロボは10歳の歳の差がある。 50歳と40歳だったら何も思われないけど、28歳と18歳だと周りから変な目で見られたりする。 私はそんなこと全然気にしていないし、ロボだって今は大して気にしてない。 私が高校生だということには気を使ってくれているようだけど。 『私が若いのが何故いけないの!? ロボと同じ歳だったらいいの!? なんで? 私だって好きで10年遅く生まれたんじゃないから!』 周りから変な目で見られることもしばしばあった。 そんな時は必ずロボは私を庇ってくれた。 私たちが真剣に付き合っていることを主張してくれた。 あの時、私が酔っぱらいに「援助交際」と侮辱された時も 「この娘はそんな娘じゃない!俺たちは真剣に付き合ってるんだ!」 と泣きながら周りに訴えてくれた。 なのに、なんで? 『なんでお母さんにちゃんと話さないの? ロボのバカ!』 翌日、私は地蔵堂に呼ばれた。 「今度はどんな仕事なんですか? 今ロボはいないから私だけで出来る仕事じゃないと駄目ですよ。」 私はちょっとふて腐れながら言った。 「あら?そうなの? でもね、ちょうど良かったかもしれないわ。 今回はあなたにしか出来ない仕事だから。」 「え?なんなんですか?」 「今回は簡単な身上調査なの。 昨日、東京に来ている息子の身上調査をお願いしに田舎からお母さんが来られたの。 なんでもね。 もう28歳になるのにまだ独身でフラフラしているから田舎に呼び戻そうとしてるんだけど なかなか戻ろうとしないんですって。 それで、東京を離れられない理由があるんじゃないかと思って調査を依頼しに来たの。 お母さん自身はこの件に反対みたいなんだけど、親戚が煩いから仕方なしにって言ってたわ。 これが今回のターゲット。」 社長は写真を一枚私に渡した。 私はその写真を見て驚いた。 「え!?ロボじゃないですか!」 「そうなの、あの手下がターゲットなの。」 「え、えぇ~!」 「ね、だから、あなたにしかできないでしょ。 それにとても簡単じゃなぁい。 あなただったら直ぐにでも報告書書けるでしょ。 一応調査したことにしないといけないから、報告者は一週間後にこの住所に送って頂戴。 それと、ターゲットが田舎に帰る可能性なんかも書き加えておいて頂戴。」 私は思考が停止したまま住所が書かれたメモを受け取った。 「特に異性関係について詳しく知りたいって言っていたわ。 益々あなたには簡単なことでしょ? 自分のことを書けばいいんだから。ねぇ?」 「自分のことなんか書けません。書きたくありません!」 「あら?どうしたの?また痴話喧嘩?」 「痴話喧嘩なんかじゃないです!本気喧嘩です!」 「そうなの? ま、それはそれ。これはこれね。 とにかく頼んだわよ。 これはちゃんとした仕事なんだからね。そこの所を間違わないで頂戴ね。」 私は半ば呆然として地蔵堂を後にした。 「なんなのよぉ!もう! このタイミングで、この仕事!」 私は苛々していた。 でも、よくよく考えると、これは偶然じゃなく必然だったことが分かる。 私がこんなに苛々するのは、お母さんに対するロボの態度のせいであって、 そのお母さんはロボの身上調査を依頼しに来たんだから、この状況はある意味当然の結果。 頭で理解はしてる。でも、感情が追い付いていかない。 私は家に帰りパソコンのワープロソフトを立ち上げた。 画面には「須藤威一郎に関する身上調査報告書」と表示されていた。 暫くその文字を見ながら今までのこと、ロボのことを思い起こしていた。 そして、思いつくままキーボードを叩いた。 何度も読み返し、修正加筆した。 そして二日後、私は再び地蔵堂に行った。 「報告書出来たんで、これから郵便局に行って出してきます。 書留でいいんですよね。領収書はあとで持ってきます。」 「あら、もう出来ちゃったの? さすが早いわね。でも…。」 社長は言葉を一旦切った。 「ちょっと早すぎなぁい?」 「いいんです。一週間なんか待ってられません。」 「ふ~ん、そうなの。 それで、どんなことを書いたの?もう封してあるじゃなぁい。 見れないわ。 一応、私責任者なんだから、気になるわ。」 「大丈夫です。社長に迷惑を掛けるようなことは一言も書いてありませんから。」 「そ、分かったわ。あなたを信じるわ。 ちょっと早いけど、優秀な調査員に依頼すると言っておいたから大丈夫でしょ。 それじゃ、あとで精算するわ。」 私は地蔵堂を出て郵便局に向かった。 ロボとはあれから話をしてない。 何度も携帯に電話があったみたいだけど私は着信拒否していた。 郵便局は多少混んでいて発送するまでに少々時間を要した。 やっと手続きが終わり郵便局を出ると私を呼ぶ声が聞こえた。 「ニコぉ。」 私は声のする方を向いた。 ロボだった。 「どうしてここが?」 「地蔵堂で聞いた。」 「ふーん。」 私は何を話していいのか分からず、ロボを置いて先に歩いた。 ロボは早足で歩いて私の前に立った。 そして頭を下げて言った。 「ニコ、ごめん。ホントごめん。怒っているよね?」 「別に。」 私はロボをよけてまた歩き出した。 「やっぱ許してくれないよね…。俺…。ニコを傷つけちゃったから…。」 ロボは私の後ろを項垂れながら歩いていた。 暫くして、私は振り向いてキツイ調子で話した。 「どうせ、お母さんに私のことを話したら反対されると思ったんでしょ! 歳が離れすぎているとか私が若すぎるとか何とか言われて。 ロボは気が弱いんだから!」 ロボは俯きながら言った。 「うん…。そうなんだ…。 俺が若い娘をたぶらかしていると思って頭ごなしに反対すると思って。」 「でも、いつもだったら、ちゃんと言ったじゃない! 真面目に付き合っているんだって!」 「う、うん、そうなんだけど…。 俺…。母ちゃん怖くて。俺のいうことなんか信じてもらえないと思って…。 だから…。だから咄嗟にあんなこと言っちゃったんだ…。 友達だって…。」 私は怒った顔で黙ったままロボを見ていた。 暫くしてロボは顔を上げ真剣な目で私の顔を見た。 「でもね。さっき!母ちゃんに正直に話した。ニコのことを。 だから聞いて。俺の話を。」 「分かってたよ。」 ロボの話を聞いて里子は言った。 「え?」 「お前の部屋に入って直ぐに分かったよ。女の人がいることは。 お前も綺麗好きで昔から部屋を綺麗にしてたけど、それでも脱いだ寝間着までは畳まなかっただろ? バターはちゃんとバターケースに入ってたし、輪ゴムは貯金箱じゃなく取り易いように掛かっていた。 それで、とても几帳面な女の人と直ぐに分かったよ。」 「ふ~ん。」 「それにカレーだよ。」 「え?カレー。」 「カレーはまだ温かった。 お前は会社で居ないはずだから、じゃあ誰が作ったんだ?ってことになるだろ? その後お前が帰ってきて、あの娘が卵を持ってきた。 それでピンと来たよ。」 「そうなんだ…。」 「それと、とても気配りが効くね。あの娘は。 お前が帰って直ぐに食べれるよう、お皿とスプーンを揃えてテーブルの上に置いてあった。 埃が被らないように手ぬぐいをかけてね。 ワンセットしか用意してなかったから、あの娘は家に帰るつもりだったんだろ。 ちゃんとわきまえている。今時の娘としては珍しい。 ただね、あんなに若い娘とは思わなかったんだよ。 だから、あんたを試したんだ。」 「え?どういうこと。」 「お前とあの娘はいくつ離れてるんだい?」 「えっとぉ、10歳。丁度10歳。誕生日一緒だから。」 「威一郎、いいかい。よくお聞き。 私ぐらいの歳になればこれからの10年は大した変化がない。 しかし、18歳からの10年は大きく変化する。 お前だって、学生から社会人になって大きく変化したろ?」 ロボは頷いた。 「だからお前はもっとしっかりしなきゃならん。」 「え?どういうこと?」 「ニコさんは、これから大学、会社と益々世界が広がる。 その中で、お前なんかが足下に及ばない素敵な男性との出会いもあるかもしれない。 そんな時、お前がだらしなかったらニコさんはお前の元を去っていってしまうだろ?」 「うん、そうだ。」 「だからお前はしっかりしなきゃならん。 私に反対されるのを怖がっているようじゃ、まだ駄目だ。 しっかりおし!」 里子はロボの肩を叩いた。 ロボは俯いた。 「母ちゃん…。母ちゃんの感想を聞きたい。 母ちゃんの感想を聞いても俺の気持ちは変わらないけど…。 母ちゃん、ニコのことどう思う?」 「お前には勿体ないぐらいいい娘じゃないか。 あんたにしては上出来だ。」 「母ちゃんも、そう思う?」 「ああ、そう思うさ。 さ、早くあの娘の所に行って謝ってきな。 私はその間に帰るとするから。」 「うん、分かった。母ちゃんも元気で。」 ロボは急いで部屋を出た。 『ニコ、ごめん。俺、もっともっとしっかりするから!』 私はロボの話を黙って聞いていた。 「だから。だから、俺。これからも頑張る。 ニコに愛想尽かされないように頑張る。」 ロボは力強く握り拳を握って宣言した。 「大丈夫だよぉ、私は。 ブレたりなんかしないから。」 「ホント!」 ロボは嬉しそうな顔をした。 「今回だって…。 そりゃぁ、ムッとしたけど…。ロボだったら仕方ないかなぁと思ったし。 だから、ロボと別れようなんて全然思わなかったよ。 ただちょっとお腹の蟲が収まらなかったの。」 「じゃあ、許してくれる。」 「うん。今回だけ特別。でも、これからは私のことを隠したりしないでね。 私は歳の差なんか全然気にしてないんだから。」 私は笑った。 ロボは目を輝かせた。 「勿論! 良かったぁ。許してくれるんだぁ。良かったぁ。」 ロボは安堵のため息をついた。 「私より…。ロボの方が心配ね。」 私はちょっと意地悪な顔をして言った。 「え?何が?」 「だってロボ、女好きじゃん。 私のことなんかとっとと放って綺麗な女の人の所に行っちゃいそうじゃん。」 「なんて、ことをぉ。ない!それは断じてない!」 「冗談よ。」 私は笑いながらロボに腕組みした。 里子は帰宅した翌日郵便物を受け取った。 「もう今更用はないけど…。ま、せっかくだから読ませてもらうかね。」 ------------------------------------------------------------------------------- 「須藤威一郎に関する身上調査報告書」 須藤威一郎、28歳。 性格は温厚で争い事を好まない。 勤務態度は可もなく不可もなく、与えられた仕事を自分なりに一生懸命こなしている。 最近では責任ある仕事を任され残業をしながら確実に仕事をこなしている。 趣味はロボットアニメと模型作り。 単なる趣味の範囲を越えオタクと呼ばれる程の知識と技術力を持っている。 近所の子供たちとも仲が良く、公園で彼が作った模型で一緒に遊んでいる。 子供たちからの評判も高い。 口癖は「愛と正義と勇気」。 その言葉の実践に日々心がけている。 元来の優しさと相まって、街で困っている人を見ると手を貸さずにはいられない性格。 時として自分のことを差し置いてまで面倒を看るため損をする事がある。 そんな彼のことを、彼を良く知る周囲の人間は心配しつつも暖かく見守っている。 長所は、打算や計算のない純真な心。 短所は、優しさからくる優柔不断。 特別事項「異性関係」 本人は異性に高い関心を持っているため、合コンあるいはテレクラに通っていた。 しかし、オタクであることと優柔不断な態度のためことごとく振られていた。 約4年半前に一度看護師と同棲をしたが、それも直ぐに終わってしまっている。 以来3年間特別な異性は現れていなかった。 約1年半前にある女性と3年ぶりに再会する。 以来、合コンおよびテレクラには顔を出していない。 その女性とは今年の春頃から恋人関係になり、現在は男女の関係までに進展している模様。 その女性の名は、林二湖。 10歳年下の現在高校三年生。 二人はお互いのことを大切に想い合い真剣に交際している。 二人の交際については林二湖の家族も承知している。 二人を知る者の話では、二人は互いを認め深く想い尊重し合っているとのこと。 その深い絆は並大抵のものではないとの証言もある。 結論 須藤威一郎が東京を離れない最大の理由は林二湖の存在によるものと考えられる。 私見ではあるが、彼らの絆は深いため須藤威一郎が帰郷することはまずないものと思われる。 以上 -------------------------------------------------------------------------------- 『たった2、3日で良くここまで調べられたものだ。 余程優秀な調査員なんだね。恐れ入った。 この報告書通りだったら私が心配するまでもないかねぇ。 ニコさんも、きっとこの調査員ぐらいあの子のことを分かってくれているんだろうから。 威一郎よ、がんばんな!』 おわり 2スレ 2-191様 無題 へ続く
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/61.html
友達が出来た。変な娘。 同人誌とか作っちゃって、グロい設定で詩を書いたり、自分の事を喋るのにも30年後には 何してるとか妄想ばかり。 逆にその突飛さであたしも安心して、昔の冒険をうち明けた。 むーちゃんにも言ってないのに。 三日坊主と会って、ロボと会って、よっちゃん社長地蔵堂ゴボ蔵お歯黒女うしみつ様、堪忍袋開発の秘密、 銃撃戦……。 懐かしい日のワクワクが蘇る。 彼女は、すごい、キミ小説家になれるよっていうんだから、本当だとは思ってないんだろうな。それでも 「それで? どうなったの?」 って聞いてくれる。 全部本当にあったことだって、分かったら驚くだろうな。 地蔵堂のあった場所を見せてみようか。 それとも……。 ロボから電話があったのは、ちょうどそんなことを考えていた時だった。 「あ、ニコ!こっちこっち!!」 待ち合わせの喫茶店。間抜けな笑顔が変わらない。 横にいるのが……。 「みてみてーゴボ蔵だよ!ちょっとさっぱりしちゃったでしょう~??」 立ち上がって騒ぐロボは、久しぶり、とも言わない。 ああもう、なんで私だけ緊張してるわけ?ねぇあたし、背が伸びたんだよ。変わってない?? 「あの…… こっちはえっと、友達」 と、連れてきた娘を紹介し、彼女にも2人を紹介する。 「こっちがロボで、こっちが後藤さん」 「初めましてーロボさん! わぁ本物っ ゴボ蔵さんも、初めまして♪」 ああ、ゴボ蔵がとまどってる。だよね、せっかくの出所祝いになんで知らない奴まで居るんだって思うよね。 そんな風に気を回して、おまけにこんな場所で「出所」とか言っていいのかとか大人の男の人に 何言えばいいのかとか、おざなりな再会の挨拶の後、私はもう固まりそうだった。 でもロボは違う。さすがロボ。 友達も「事件」を知っていると分かったら、もうすっかり気兼ねなし。『4人はお友達』モード全開だ。 あの時の桜、あの時のラーメン。コスプレ! しんみりしたり、笑ったり。語り合ううちにすっかり時間が巻き戻って、あの夢みたいだった日々が 戻ってきた様だった。 「ニコ、そろそろ時間だよ」 友達に声をかけられて思い出した。なんと最近は我が家にも門限が導入されたんだった。 ロボとゴボ蔵も飲み屋に場所を変えるというし。 とりあえずトイレに立って……戻って来るときに、ちょっと変なものを観た。 あたしの友達の手を握って、目をのぞき込むロボ。 はぁぁぁぁぁぁー? まさか、口説いてた? 思わずトイレに戻りかけて、でも思い直して靴音も高く堂々と戻ってやった。 別に、ロボが誰を口説こうと知った事じゃないしぃ。 サスガに大人2人、おごりで会計は済んでいて、またね、と私たちは別れた。 「楽しかったね~。ニコの話はリアルだって思ってたけど、まさか 全部が全部、本当だったとはね~。 ああでも、ロボさんは、聞いてたより全然かっこ良かったよ☆」 興奮気味に友達が語るのが嬉しかったけど、なにかがカチンと気に障った。 「ふーん。じゃあ、つきあっちゃう?」 「えー」 とか言いながら、ちっとも嫌そうじゃないのにまたイラっと来たけれど、友達はおかしなことを言い出した。 「ロボさんはニコのものだもんなぁ」 「はぁぁぁぁぁ? あ、あたしとロボなんて何にもないよ? あんなオタク! 自分こそ、手なんか握られちゃってたくせにー」 しまった。言うつもりじゃなかったのに。 案の定、観てたんだ、という目線の後でニヤッと笑われた。違うよ、これは違うから。 「あれは、頼まれてたんだよ」 「頼む?ロボが」 「ニコを頼むねって。 ボクの、大事な大事な友達だからって。 普通そこまで言わなくない?」 「ば……ばっかじゃない」 あたしの顔はきっと今、真っ赤だ。 <end>
https://w.atwiki.jp/aizufudoki/pages/565.html
陸奥国 大沼郡 大谷組 大成沢(おほなりさは)村 大日本地誌大系第33巻 61コマ目 府城の西に当り行程7里8町余。 家数18軒、東西1町13間・南北1町38間。 山間に住す。 西は中川に臨み南北に田圃(たんぼ)あり。 東3町45間漆峠村の界に至る。その村まで10町40間余。 西15間芋小屋村に界ひ中川を限りとす。 南21町琵琶首村の界に至る。その無rあまで35町余。 北3町7間芋小屋村の界に至る。その村まで6町10間余。 また辰(東南東)の方24町滝谷組高森村の界に至る。その村まで1里4町。 山川 博士山(はかせやま) 本村より辰(東南東)の方32町にあり(本郡の条下に詳なり)。 中川 琵琶首村の境内より来り、村西を過ぎ北に流るること20町芋小屋村の界に入る。 関梁 橋 村より3町余亥(北北西)の方、中川に架す(芋小屋村の条下に詳なり)。 神社 住吉神社 祭神 住吉神? 相殿 第六天神 草創 不明 村より丑(北北東)の方3町にあり。 鳥居拝殿あり。砂子原村三浦大隅が司なり。 寺院 地蔵堂 村中にあり。 創建の年月詳ならず。 村民の持なり。 Google Map博士山 住吉神社 お堂
https://w.atwiki.jp/shuinn/pages/2808.html
御朱印日誌20 平成24年7月から9月までにいただいた御朱印です。★印の神社仏閣では御朱印帳を頂きました。 H24.09.16 海南神社 H24.09.08 氣比神宮、天徳寺 H24.09.02 歌懸稲荷神社、湯殿山神社 H24.09.01 奥の正法寺、黒石寺、中尊寺、中尊寺讃衡蔵、中尊寺金色堂、中尊寺地蔵堂、中尊寺弁慶堂★ H24.08.31 太平山三吉神社★、総社神社、本妙寺、日吉八幡神社、古四王神社 H24.08.25 三千院、三千院不動堂 H24.08.15 住吉大社 H24.08.11 金剛寺、遍照寺、真田庵、慈尊院★、丹生官省符神社、風輪寺、狭山神社、雲龍寺 H24.08.10 清水寺成就院、清水寺、西福寺 H24.08.09 北海道神宮 H24.08.08 上川神社、北海道護国神社 H24.08.03 富士山本宮浅間大社、浅間大社奥宮 H24.07.21 事任八幡宮、全珠院★、正岳寺、法昌寺、焼津神社 H24.07.16 喜光寺 H24.07.14 繁昌神社、管大臣神社 H24.07.07 金札宮、御香宮神社、藤森神社、真宗院、嘉祥寺、寶塔寺、石峯寺 H24.07.01 少林寺、善導寺、天正寺 -
https://w.atwiki.jp/aizufudoki/pages/851.html
陸奥国 耶麻郡 川東組 北窪(きたくほ)村 大日本地誌大系第32巻 16コマ目 府城の東北に当り行程5里1町。 家数9軒、東西50間・南北1町10間。 四方田圃(たんぼ)なり。 東7町下館村に界ひ酸川を限りとす。その村まで14町余。 西は村際にて新町の田圃に界ふ。 南4町猪苗代城下本町の界に至る。本町は未申(南西)に当り4町50間余。 北4町見祢村の界に至る。その村まで8町。 また 丑(北北東)の方36間渋谷村の界に至る。その村まで1里。 村東50間余に小屋1軒あり。悪疾の者を置く所なり。 神社 伊勢宮 祭神 伊勢宮? 相殿 熊野宮 鎮座 不明 村の丑寅(北東)の方30間にあり。 鳥居あり。 神職 鈴木淡路 その祖父記門通實は江戸の者にて氏を鈴木という。正徳3年(1713年)川西組大寺村に来り住す。享保2年(1717年)よりこの社の神職となる。通實が子を清水通盛という。通盛は今の淡路通尚が父なり。 寺院 地蔵堂 村西にあり。 何れの頃にか見祢村境内の泥田という処より堀出せし地蔵という。享保の頃(1716年~1736年)覺道院という修験1石1字の経文を埋めて再営す。 村民の持なり。 Google Map神明町地蔵尊堂 神明神社 御三壇神社9月に祭礼あり。神輿も出るようです。(参考:オール・リゾート・サービス スタッフブログ)
https://w.atwiki.jp/aizufudoki/pages/679.html
陸奥国 河沼郡 青津組 履形(くつかた)村 大日本地誌大系第33巻 112コマ目 昔は沓形と書しを寛文中(1661年~1673年)今の文字に改む。 府城の西北に当り行程2里21町余。 家数13軒、東西1町5間・南北1町44間。 東は鶴沼川に傍(そ)ひ西に田圃(たんぼ)あり。 東1町笈川組勝常村に界ひ鶴沼川を限りとす。 西は村際にて中目村に界ふ。その村は戌(西北西)に当り4町40間余。 南は村際にて村田村に界ふ。その村は未(南南西)に当り3町20間。 北6町48間笈川組堂畠村に界ふ。 また 亥(北北西)の方5町48間京出村の界に至る。その村まで7町50間余。 山川 鶴沼川 村東にあり。 村田村の境内より来り、6町50間北に流れて堂畠村の地を過ぎ京出村の界に入る。 原野 下川原 村より丑(北北東)の方4町20間にあり。 東西3町10間・南北3町15間。 寺院 常安寺 村西にあり。 國土山と號す。造立の初知らず。旧は曹洞宗なり。 寛永2年(1625年)密侶日榮という僧中興してより真言宗となり、府か糠塚町松圓寺の末山となる。 本尊薬師客殿に安ず。 地蔵堂 境内にあり。 Google Map履形地区 常安寺 神社 履形にある神社
https://w.atwiki.jp/aizufudoki/pages/164.html
陸奥国 会津郡 熨斗戸組 伊与戸(いよと)村 大日本地誌大系第31巻 113コマ目 府城の西南に当り行程17里25町。 東西2区に住しその間50間を隔つ。 東の1区。家数9軒、東西30間・南北25間。 西の1区。家数7軒、東西23間・南北30間。 共に山間に住し北に立岩川あり。 東2町森戸村の界に至る。その村は寅(東北東)に当り10町。 西16町熨斗戸村の山に界ふ。 南1里余戸中村の山界に至る。その村は西に当り29町。 北1町30間熨斗戸村に界ひ立岩川を限りとす。その村まで2町。 山川 立岩川 村北1町30間にあり。 森戸村の境内より来り、西に流るること18町、熨斗戸村の界に入る。 深沢(ふかさわ) 村より辰巳(南東)の方21町にあり。 源は境内の山中より出て、北に流るること1里余、立岩川に入る。 広4間計。 神社 熊野宮 祭神 熊野宮? 相殿 八王子神 鎮座 不明 西の1区より巳午(南南東~南の間)の方1町計にあり。 鳥居あり。井桁村阿久津和泉が司なり。 寺院 観音堂 東の1区にあり。 造立の年月知らず。 井桁村自源寺司なり。 地蔵堂 西の1区にあり。 草創の年月詳ならず。 自源寺司なり。 Google Map鳥居 お堂(伊与戸川の東) お堂(伊与戸川の西)